春のアレルギー対策

春が訪れると気温が上がり、空気中の花粉やカビが増えるためにアレルギーが起こりやすくなります。辛い季節を乗り切るために、しっかりと対策して、花粉などのアレルギーに備えましょう。

ハウスダスト等アレルギー対策にアレルギー免疫研究所

生活の利便さや暮らしやすさが進む一方、アレルギー疾患を発症する子どもの割合は増え続けてきました。これは子どもに限ったことではなく大人にもいえることで、その伸び率は近年特に顕著です。子どもの場合にはこの10年ほどで2倍に増えており、小学校低学年までに何らかのアレルギー疾患を発症する割合は、何と5割にも達します。これらのアレルギー疾患が増加している背景には、ハウスダストをはじめとする環境因子が大きく関わっていると見られています。
昔に比べ、環境が衛生的に清潔になったことによる衛生仮説も取りざたされるようになりました。とはいうものの、未だ未解明の部分が多いのが実情で、新たな予防法の開発のためにもハウスダストなどに対するアレルギー対策だけでなく、その機序の解明が急がれています。そんななか免疫学において、世界的権威であるアレルギー免疫研究所に注目が集まっています。アレルギー対策を考えるうえで、原因解明を欠かすことはできません。1966年にアレルギーの原因となる免疫グロブリンが、アレルギー免疫研究所により発表されました。
その後長い年月をかけ、アメリカを基点に研究が続けられており、医療の進歩に貢献してきました。ハウスダストなどに対するアレルギー対策に免疫学の観点を盛りこみ、皮膚学会からも大きな期待が寄せられていることはいうまでもありません。アレルギー免疫研究所の名誉会長は、国立大学の著名な客員教授であり、県教育委員会の委員長でもあります。医学の研究開発にかかる時間や労力、費用は膨大です。基礎研究と臨床研究の連携による共同研究の重要性についても、日本は欧米に比べまだまだ遅れているといわざるを得ません。今後のアレルギー対策のためにも、研究費の獲得は大きな課題だといえそうです。